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司法書士 田口司法事務所 スタッフブログ

 

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平山郁夫

No.86  平成24年9月18日(火)
 
先週、少し涼しくなってきたかな、と思っていたら、この連休はま
たしても30度を超える暑さ。秋はいつやってくるのでしょうか。
それでも、週間天気予報によると、彼岸の入りを境に、気温はぐっ
と秋めくようです。暑さ寒さも彼岸まで。あと少しの辛抱です。
 
夏もようやく終わりとなりそうですが、皆さんは過ぎゆく夏にやり
残したことはありませんか?
私は、フェルメール展(炎天下の2時間待ちで、しかもゆっくり鑑
賞できないとなると・・・)も、行きたかったライヴ(チケットが
取れなかった・・・)も、結局行けずに終わってしまいました。
しかし、横手市の県立近代美術館で開かれている平山郁夫展は、ま
だチャンスがありそうです。本来であれば、ブログには行った感想
を書くべきなのでしょうけど、また「暑い」ことを理由に行かずに
終わりそうなので、ここはひとつ有言実行を目指して、行くことを
宣言しておきます。
 
平山郁夫は、皆さんもご存知のとおり、3年前に亡くなった日本画
壇を代表する画家です。「文化遺産を守ることは平和への道に通じ
る」との信念のもと、文化遺産の保護にも力を注いでいました。
今回の展覧会では、平山氏が16年間かけて完成させた薬師寺の『大
唐西域壁画』を、50号の日本画に縮小して描いた『大唐西域画』
を観ることができます。
ちなみに、私は『月下シルクロードを行く』にみられるような平山
氏の青色が好きで、砂漠の黄色との対比が、さらに青色を魅力的に
しているように感じます。そういえば、フェルメールの『真珠の耳
飾りの少女』も、ターバンの青色を衣服の黄色が引き立たせていま
すね(やっぱり観に行きたかった)。
 
平山郁夫展は今週末まで開催されていますので、私と同様ご覧にな
っていない方、まだ遅くはありませんよ!
 
 
今朝のお供、
ノラ・ジョーンズ(アメリカのミュージシャン)の『Not Too Late』。
もう少し秋が深まると、彼女のスモーキーな歌声をもっとゆったり
楽しめそうです。

                       (佐々木 大輔)
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フェルメール

No.77  平成23年12月26日(月)
 
今月初め、宮城県美術館に『フェルメールからのラブレター展』を
観に行ってきました。フェルメールの代表作3点と17世紀オラン
ダ絵画などの作品を集めた展覧会です。皆さんご存じのとおり、フ
ェルメールは17世紀オランダを代表する画家でありながら、現存
する作品は30点余を数えるにとどまるため、展覧会の開催が社会
的にも大きなニュースになるほどです。
今回公開されたフェルメールの作品は、「手紙を読む青衣の女」「手
紙を書く女」「手紙を書く女と召使い」の3点でした。中でも「手紙
を読む青衣の女」は、今春に修復を終えたばかり。作品自体が日本
初公開であるばかりか、修復後オランダ本国に先駆けて公開された
こともあり、特に注目されていたものです。
展示された作品は、どれも鮮やかな色とまばゆい光を放ち、何百年
の時を経ているとは信じられないほど美しい輝きを保っていました。
 
他に興味深かった展示品は、17世紀当時に書かれた『ラブレター
の指南書』。告白の仕方、上手な断り方などが解説付きで載っている
のです。オランダは、17世紀のヨーロッパで最も識字率の高い国
だったこともあり、個人の気持ちや強い感情を表現できる手紙が普
及し、人々のコミュニケーションのあり方を一変させたとのこと。
ただし、当時の郵便事情から、アジアを航海中の夫や恋人へ送った
手紙の返事が届くのには、2年もかかったそうです。
 
フェルメール展を観たあと歩いた冷たい雨降る仙台の街は、全国か
ら寄せられた温かい応援で溢れていました。
「絆」という言葉、「きずな」と書くと3文字、漢字で書くと11画。
先日の『天声人語』で読み解かれたこの秘密、単なる偶然か、それ
とも・・・。
 
来年こそは素晴らしい年になりますように。
心からお祈りして、今年最後のブログとさせていただきます。
 
 
今朝のお供、
SEKAI NO OWARI(日本のバンド)の曲「スターライトパレード」。
一年の終わり、素敵な曲に出会えたことを嬉しく思います。

                      (佐々木 大輔)

建築の美

No.30  平成22年10月12日(火) 


こんにちは。田口司法事務所です。
 
先週はノーベル賞の発表に沸きましたね。化学賞を日本人2人が受
賞するという快挙!
さらに、明日13日には、第22回世界文化賞の授賞式があります
(発表は9月14日)。世界文化賞は、芸術分野においてノーベル賞
を補完する目的で創設された賞です。
今年は建築部門を伊東豊雄が受賞しました。
 
伊東豊雄の代表作として有名なものに「せんだいメディアテーク」
があります。
「せんだいメディアテーク」は、仙台の定禅寺通に面して建てられ
た総合文化施設です。音楽イヴェントや芸術作品の展覧会などが催
され、仙台の芸術文化を象徴する施設でもあります。
市民図書館が入っていることもあり、歩いて3分の距離に住んでい
た私は、毎日のように利用していました。
1階には、美味しいベルギービールが飲めるカフェもあるんですよ。
 
実験的ですがシンプルな構造であり、繊細さと力強さを併せ持った
建物で、全面ガラス張りの外観は、障子の格子のようにも見えます。
日本建築と西洋建築が美しく融合されているかのようであり、訪れ
るたびにいつも見惚れてしまいます。
また、全面ガラス張りであることから、定禅寺通からは建物内を見
ることができ、建物内からは定禅寺通の緑を見ることができるため、
斬新でありながらも街の景色と絶妙に一体化しているのです。
多くの外国人や旅行者が、写真を撮っているのも印象的でした。
 
なお、今年の世界文化賞音楽部門は、私の大好きなピアニストであ
るマウリツィオ・ポリーニが受賞しました。
ちなみに、彼の父親も著名な建築家であったそうです。
 
 
受賞の喜びとともに。
ポリーニの演奏でJ.S.バッハの『平均律クラヴィーア曲集第1巻』。
大聖堂を仰ぎ見るような構築性の中に、秘められた静かな情熱を感
じる演奏です。

                                    (佐々木 大輔)

院展

No.10  平成22年5月10日(月)

こんにちは。田口司法事務所です。
 
先日、毎年楽しみにしている「春の院展」を観に行ってきました。
今年も、素朴な日常を描いたものから幻想的な風景を描いたものまで、
様々な作品に心を癒されました。
作品の世界に吸い込まれ、まるで作品の世界に自分が身を置いている
かのような気分になり、時間を忘れて見入ってしまいました。
 
同じ芸術でも絵画と音楽との違いは、絵画の場合、私と作品との間に
まったく介在するものがないということでしょうか。
音楽の場合は、たとえばモーツァルトの自筆譜を眺めていても、
そこから音は出てきません。演奏者を介して私たちはモーツァルトの
音楽を聴くことができるにすぎないのです(それだけ演奏家の存在が
重要になるのですが)。
しかし、絵画の場合は、私と作者を隔てるものはなく、直に作者の筆の
タッチを観ることができるのです。これは凄いことだと思いませんか?
セザンヌやピカソがおいた一筆一筆、調合した絵具を直接観ることが
できるのですよ!
 
今朝の目覚めの音楽。
Velvet Underground(アメリカのバンド)の『Velvet Underground & Nico』。
A.ウォーホルが描いたバナナのジャケットデザインでも有名な作品です。
ただ、1曲目が ♪Sunday Morning ~ と始まるんですけどね。

                                    (佐々木 大輔)
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