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司法書士 田口司法事務所 スタッフブログ

 

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秋田蔵付分離酵母

No.131  平成26年11月25日(火)

 

現在、NHK朝の連続テレビ小説では、ニッカウヰスキーの創設者

である竹鶴政孝氏をモデルとした『マッサン』が放映されています。

私はウイスキーに目がないものですから、興味深く見ております。

 

ウイスキーのお話はまたの機会にゆずるとして、今回は日本酒の蔵

付酵母(家付酵母)についてです。

 

秋田蔵付分離酵母とは、各蔵元が秋田県総合食品研究センターと共

同で、自社の酒蔵に古くから住み付いている酵母を分離・選抜し、

優良な酵母を永年の眠りから目覚めさせて純粋培養したものです。

 

今年は、秋田県の25の蔵元から、蔵付分離酵母で造られた純米酒

(ここからは「蔵付酵母酒」と仮称させてください)が発売されま

した。

参加した蔵元は、一昨年は4蔵元、昨年は13蔵元でしたが、今年

は25の蔵元となり、毎年規模が拡大しています。

秋田のお酒が大好きな私は、この蔵付酵母酒を店頭で見かけ次第、

家族総出で可能な限り入手しました(残念ながら、完売で入手でき

なかったものもあります)。商品ラベルはすべて番号が記されたデ
インで統一されています。

振られた番号は、酵母が発見された順番になっているとのことで、

一番の春霞(栗林酒造)から、二十五番の八千代(八千代酒造)ま

で、秋田を代表する蔵元が名を揃えます。

 

今回参加していない蔵元の中にも、秋田を代表する蔵元があります。

ぜひとも来年は、より多くの蔵元が参加して、全国に、そして世界

に秋田のお酒の魅力を発信してもらえればと願っています。

 

一点だけ、蔵付酵母酒を販売するお店に望むのは、その販売方法で
す。
各店舗の販売方針や売り場スペースの問題もあるのでしょうが、
とんどのお店が特設コーナーに蔵付酵母酒を集めて販売している
けでした。

知識のある方々はそれでよいかもしれません。しかし、普段あまり

秋田のお酒に馴染みのない方々にとっては、少々不親切かと老婆心

ながらに思います。

気に入った蔵付酵母酒の蔵元から、他にはどのような銘柄のお酒が

発売されているのかすぐわかるように、蔵付酵母酒とその蔵元の代

表的な銘柄を一緒に陳列する(たとえば、太平山の「六番」と一緒

に「天巧」を置いておく)など、購入者のアクセスを容易にする
「紐
付け」をしてくれれば、より多くの方々に秋田のお酒を知って
もら
えるのではないでしょうか。

 

 

今朝のお供

U2(アイルランドのバンド)の『Songs of Innocence』。

5年ぶりの新作。それにしても純粋な・・・彼らくらいしか付けな

いであろう直球ど真ん中のタイトル。それがU2らしくていいんで

すけどね。

iTunesへの自動ダウンロードでも話題になりました。
 
                       (佐々木 大輔)

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秋田県民歌

No.130  平成26年10月27日(月)

 

現在秋田県で開催されている国民文化祭。当事務所の女性スタッフ

成田美佐(ダンスアベニュースタジオSのインストラクター)もダ
ンサーとして開会式のオープニングフェスティバルに参加し、
「な
まはげと秋田美人」のパフォーマンスを披露しました。ご覧に
なら
れた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
皇太子殿下にもご臨席を賜った開会式は、秋田県の文化力を全国に
発信するとともに、私たち秋田県民にも改めて秋田県のもつ魅力と
可能性を教えてくれたステージでした。

 

さて、国民文化祭も残すところ1週間余りとなりましたが、国民文

化祭関連で耳にする機会が多いのが秋田県民歌(県民歌)です。

 

県民歌は、山形県、長野県の県民歌と並ぶ三大県民歌のひとつです。

作詞は倉田政嗣氏、作曲は「浜辺の歌」で知られる成田為三氏。雄

大で流麗な旋律にのせて歌われるのは、秋田が誇る美しい自然と豊

かな資源です。

 

この県民歌―私は2番までしか知らなかったのですが―実は4番ま

であります。

ところが、3番以降の歌詞(特に3番の歌詞)は、戦前教育の影響

が色濃く残るとして問題視され、戦後、アメリカの占領政策の一環

として県民歌自体歌うことを禁止された時期がありました(加えて、

秋田県北部にとっては、「侵略された歴史」が歌われているとの批
もあります)。

現在では、3番と4番は歌われることはほとんどなくなり、2番ま

でを歌うのが通例となっています。

 

また、秋田の豊かな資源を歌い込んだ1番と2番の歌詞に対しても、

秋田県経済の衰退の元凶との批判があります。

たしかに秋田県は、ここに歌われている豊かな資源に頼りきりで、

付加価値を創造することなく、裸のままの資源を切り売りしてきた

ことは否めません。残念ながら、豊かな資源も歌詞にあるように無

限というわけにはいかず、今や枯渇の危機に瀕しています。

一方で、秋田県に比べると乏しい資源を、何とか有効活用しようと

知恵を絞り、発展を遂げた県もあります。

 

このような批判は耳が痛いものですが、秋田県が豊かな資源を持っ

ている(いた)ことは事実であり、それを誇ることを私は決して悪

いとは思いません。

しかし、指摘のとおり、その上にあぐらをかくのではなく、豊かな

資源をどのように活用していくかを考えることこそが、私たち秋田

県民に課された使命です。

 

音楽的には極めて素晴らしい県民歌。

批判を受け止めつつ、秋田の誇りとして胸を張って歌えるように、

秋田を活性化していく責務が私たちにはあります。

この素晴らしい県民歌を正しく歌い継いでいくためにも。

 

 

今朝のお供

レニー・クラヴィッツ(アメリカのミュージシャン)の『Strut』。

3年ぶりの新作。

                       (佐々木 大輔)

 

金照寺山

No.124  平成26年7月14日(月)

 

皆さん、NHKで放送されている「にっぽん縦断 こころ旅」とい

う番組をご存知ですか。全国の視聴者から手紙やメールで寄せられ

た思い出の場所を、俳優の火野正平さんが自転車で巡るという番組

で、視聴者のエピソードや思い出の風景が魅力的なのはもちろんの

こと、地元の人々との交流を通じて正平さんのチャーミングな人柄

がしのばれる素敵な番組です。

 

先々週(6月30日から7月4日)の放送は、秋田県の旅でした。

山形県から秋田県に入り、青森県へと抜ける秋田縦断の旅。私の住

む秋田市は、金照寺山が思い出の風景として紹介されました。

金照寺山とは、秋田市中心部にある標高わずか56.4メートルの

可愛らしい山です。

 

手紙主さんは、12歳の時、東京から秋田の中学校に転校してきた

方で、最初のうちは方言もわからず、なかなかクラスになじめない

でいたそうです。そんなある日、担任の先生の提案で、毎週日曜日

の朝、先生も含めクラスメートのほとんどが、金照寺山の頂上に集
まって遊ぶことになりました。みんなで走り回ったり、
ソリで遊ん
だり、何か特別なことをしたわけではないけれど、毎週
日曜日、金
照寺山で過ごす時間が、手紙主さんにとってクラスメートと
仲良く
なるかけがえのない時間だったそうです。

手紙主さんは、2年足らずでまた東京に戻ったため、秋田は遠い思

い出の地となってしまったそうですが、40年経った今でも、金照

寺山の頂上から見た秋田市内、遠くに広がる山々を懐かしく思い出

すとおっしゃっていました。

 

もちろん番組のハイライトは、正平さんが金照寺山頂上からの風景

を紹介するシーンなのですが・・・残念ながら、現在の金照寺山は

草木が生い茂り、秋田市内も遠くの山々もほとんど望めない・・・

というオチ。

 

金照寺山からの風景は、番組的には(そして手紙主さんにとっても)

少々残念な結果となりましたが、手紙主さんのことを思い、さりげ

なく手を差し伸べてくれた担任の先生の優しさに心が温かくなりま

した。

そして、秋田を離れた今でも、担任の先生のこと、秋田の風景を、

大切な思い出として心に留めていてくれる手紙主さん。秋田市民と

して感謝に堪えません。

願わくは、金照寺山が、在りし日の姿を再び取り戻してくれる時
くればなあ。

 

 

今朝のお供、

井上陽水の曲「少年時代」。

後日談によると、思い出の担任の先生から連絡があったとのことで
す。
良かったですね、手紙主(ミッフィー)さん!

                       (佐々木 大輔)

日本酒外交

No.122  平成26年5月26日(月)

 

突然ですが、皆さん日本酒はお好きですか。

私は(量はたくさん飲みませんが)大好きなものですから、美味し

い地酒のたくさんある秋田に生まれたことを感謝しています。

秋田に生まれたからこそ、日本酒を好きになったのかもしれませんが。

 

私は学生時代、新潟(4年)、仙台(4年)と酒どころで過ごしま
したので、お酒を
飲む機会が多く、その酒席には必ず日本酒が用意
されていました。

ただし、用意されるのはその土地の地酒であり、(ライバルである
?)
秋田のお酒にお目にかかる機会はほとんどありませんでした。

しかし、私が秋田出身であることがわかると、酒席を共にした地元

の方々から、それぞれの地酒の魅力を熱っぽく語られたうえで、
「秋
田のお酒はどれがお勧めですか」と聞かれました。

ついでに「お酒、強いのでしょう」とも(ご期待にそえず残念です

が、強くはありません)。

 

今までお付き合いをしてきた方々は、日本酒に詳しい方が多く、中

には、秋田県民の私よりも、秋田の地酒について精通されている方

もいらっしゃいました。

 

タイトルの「外交」とは少々大げさですが、県外に出たとき、秋田

県民として、秋田の誇る文化のひとつである地酒をいかにプレゼン

できるか。

強敵でもある新潟県民からは、「秋田のお酒は濃い」とよく言われ
した。新潟も宮城も地酒の多くは辛口。特に新潟は淡麗辛口です
ら、私にとっては逆に物足りなく感じることもありました。

 

秋田をアピールするうえで、地酒は、それ自体が秋田の魅力的なコ

ンテンツであるばかりか、一緒に酌み交わせばお互いの心をゆるり

と溶かし、様々な話題に花を咲かせるために最高のアシストもして

くれます。

 

私も若輩ながら、最近は会合などを通じて、博識な皆様に美味しい

お酒を教えていただく機会が多くなり、お気に入りの秋田の地酒が

さらに増えました。

県外から遊びに来てくれる友人たちにも、今まで以上に秋田の地酒

の魅力をお伝えできるのではと思っています。

 

 

今朝のお供、

Radiohead(イギリスのバンド)の『Hail to the Thief』。
 
                       (佐々木 大輔)

LIBRARY

No.84  平成24年8月20日(月)
 
週末、国際教養大学の図書館に行ってきました。以前から行ってみ
たいと憧れていた図書館です。
 
先月、秋田経済同友会の会合に所長の代理として参加し、国際教養
大学の教授の方々とお話しさせていただいたこともきっかけとなり
ました。教授の皆さんも「良い図書館ですよ。学生が24時間36
5日勉強できるようになっています」とおっしゃっていました。
 
実際に訪れた図書館は、秋田杉がふんだんに使われており、写真で
見る以上の美しさが圧倒的でした。蔵書は洋書が中心ということも
あり、日本のものとは違う、独特な装丁も目を惹きます。
半円形のホールは「コロセウム」をテーマとしているとのこと。
階段状に上部にも書架が広がり、本に囲まれる喜びを体感できる、
本好きにはたまらない空間でした。
それにしても、あのような図書館で勉強できる学生さんが羨まし
い!夏休み中とは思いますが、それでも多くの学生さんが勉強して
いました。
 
本好きな方はもちろん、素敵な建築に興味がある方も一度訪ねてみ
てはいかがでしょうか。ただし、くれぐれも勉強中の学生さんの迷
惑にはならないよう、お気をつけくださいね。
 
 
今朝のお供、
The Who(イギリスのバンド)の『My Generation』。
前回のブログで、オリンピック開会式について書きましたが、閉会
式は開会式を上回る、まさに「ロックの祭典」でした。私もすっか
りブリティッシュ・ロック漬けです。

                       (佐々木 大輔)
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