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司法書士 田口司法事務所 スタッフブログ

 

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良質なもの

No.135  平成27年3月2日(月)

 

良いものを長く使う。

 

「良いもの」の定義、というと堅くなってしまいますが、あくまで

も私にとっての基準として、気に入ったデザインのもの(品のある

もの)、つくりが良質なもの、職人さんのこだわりが伝わるものを
「良
いもの」と考えます。

 

たとえば、お酒を飲むとき、良質な器やグラスを使う。

杜氏さんへ敬意を表して。

大切な人へ手紙を書くとき、良質な筆記具を使う。

景品のボールペンで書いてしまっては、相手に気持ちが伝わらない

ような気がして。

ちょっとこだわるだけで、心も豊かになります。

 

若い頃は、新しいものに目移りがして、「質より量」に重きをおき
ちでしたが、現在の愛用品を見てみると、どれも10年近く(あ
いはそれ以上)使用していることに自分でも驚きます。

長期の使用に耐え得るためには、何よりもまずつくりがしっかりし

ていなければなりません。また、メンテナンスをしながらでも使い

続けたいという思い入れも必要です。私の場合、あまりにデザイン

が奇抜すぎるもの、流行を追いすぎたものは、飽きてしまうのも早

い気がします。

長く愛用するためには、購入する時点で納得のいくものを選ぶ審美

眼を養わなければなりません。

 

私が思う良いものとは、けっして「高額なもの」ということではあ

りません。

高額品ではなく「高級品」。

もちろん、高級な品である限り、ある程度高額になるものもありま

す。しかし、そのぶんだけ、頑張って購入したのだから大切にしよ

うという気持ちと、良質であるが故に長期の使用に耐え得るという

その物自体がもつ性能の相乗効果により、より長く愛用できるよう

になります。

 

季節も暖かく春めいてきました。

愛用品に感謝を伝えながらお手入れをするにはよい時期です。

私は、まず、チェロのお手入れから始めることにしましょう。

 

 

今朝のお供、

The Prodigy(イギリスのバンド)の『The Fat of the Land』。

 

(佐々木 大輔)

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