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物語のつづき
No.7 平成22年4月19日(月)
(佐々木 大輔)
こんにちは。田口司法事務所です。
村上春樹の新作、『1Q84 BOOK3』が発売されましたね。
さっそく私も買いました。読む時間が出来るのを楽しみに待ちたいと
思います。
村上春樹の小説は全て読んできましたが、読むたびに好きな作品は
変わります。
今なら『ダンス・ダンス・ダンス』や「蜂蜜パイ」(『神の子どもたちはみな
踊る』収録)でしょうか。
ラストに明るい希望があるからかもしれません。
村上春樹には外国人のファンも多いため、私は外国人とコミュニケー
ションをとる際、共通の話題として重宝しました。
ションをとる際、共通の話題として重宝しました。
イギリス人の知人が言うには、日本人の作家でありながら日本をあまり
感じさせないため、小説の世界に入りやすいとのこと。
たとえば小説の舞台が「東京」であっても、東京である必然性はなく、
「ニューヨーク」や「ロンドン」など読む人それぞれにとって身近な都市と
置き換えても、違和感なく読めるというのです。
置き換えても、違和感なく読めるというのです。
なるほど!たしかに。
村上春樹の特徴のひとつは、物事や事象を記号化して(つまり交換可能
なものとして)表現していることにあるのかもしれません。
なものとして)表現していることにあるのかもしれません。
また、大江健三郎は、
「優れた芸術家・小説家とは、新しい表現のかたちを持っていて、
私たちは彼に与えられたかたちを見て、自分の生きている
世界とはこういうものかと、あらためて理解することがある」
と言っています。
「優れた芸術家・小説家とは、新しい表現のかたちを持っていて、
私たちは彼に与えられたかたちを見て、自分の生きている
世界とはこういうものかと、あらためて理解することがある」
と言っています。
村上春樹の小説を通して見ると、皆さんの日常がすっきりと、
そして鮮やかに見えてくるかもしれませんね。
そして鮮やかに見えてくるかもしれませんね。
通勤のお供、
MUSE(イギリスのバンド)の『THE RESISTANCE』。
こちらもジョージ・オーウェル著『1984年』をモチーフとした音楽です。(佐々木 大輔)
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