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司法書士 田口司法事務所 スタッフブログ

 

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やさしい言葉で

No.8  平成22年4月26日(月)

こんにちは。田口司法事務所です。
秋田市でもようやく桜の開花宣言が出されました。
今年は、暖かくなったと思ったら小雪がちらついたりと、天候が安定せず、
桜まつり実行委員の皆さんもさぞかし気をもんだことと思います。
今週は桜が楽しめるといいですね。
 
先日、大村敦志著『基本民法』という本(シリーズ)を再読しました。
いわゆる法律の専門書で、東京大学の教授が書いている本です。
私が在籍していた、東北大学法科大学院の指定教科書でもありました。
講義を想定して書かれた本であるため、語り口も柔らかく、
専門書でありながら、とても読みやすく書かれています。
その一方、タイトルに“基本”と付いているものの、書かれている内容は
高度で、学説の変化から最新の議論まで盛り込まれています。
そのため、簡潔な文章に導かれて、法律理論を体系的に理解することが
できるのです。
 
読みながら思ったのは、「むずかしいことをやさしく、やさしいことを
ふかく」という、先日亡くなった井上ひさしの言葉です。
 
法律用語は、とかく難解でとっつきにくいもの。
私たちも業務を行ううえで、氏の言葉を肝に銘じ、分かりやすい説明を
心がけていきます。

                                    (佐々木 大輔)
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物語のつづき

No.7  平成22年4月19日(月)

こんにちは。田口司法事務所です。
 
村上春樹の新作、『1Q84 BOOK3』が発売されましたね。
さっそく私も買いました。読む時間が出来るのを楽しみに待ちたいと
思います。
 
村上春樹の小説は全て読んできましたが、読むたびに好きな作品は
変わります。
今なら『ダンス・ダンス・ダンス』や「蜂蜜パイ」(『神の子どもたちはみな
踊る』収録)でしょうか。
ラストに明るい希望があるからかもしれません。
村上春樹には外国人のファンも多いため、私は外国人とコミュニケー
ションをとる際、共通の話題として重宝しました。
イギリス人の知人が言うには、日本人の作家でありながら日本をあまり
感じさせないため、小説の世界に入りやすいとのこと。
たとえば小説の舞台が「東京」であっても、東京である必然性はなく、
「ニューヨーク」や「ロンドン」など読む人それぞれにとって身近な都市と
置き換えても、違和感なく読めるというのです。
なるほど!たしかに。
村上春樹の特徴のひとつは、物事や事象を記号化して(つまり交換可能
なものとして)表現していることにあるのかもしれません。
 
また、大江健三郎は、
「優れた芸術家・小説家とは、新しい表現のかたちを持っていて、
私たちは彼に与えられたかたちを見て、自分の生きている
世界とはこういうものかと、あらためて理解することがある」
と言っています。
 
村上春樹の小説を通して見ると、皆さんの日常がすっきりと、
そして鮮やかに見えてくるかもしれませんね。
 
通勤のお供、
MUSE(イギリスのバンド)の『THE RESISTANCE』。
こちらもジョージ・オーウェル著『1984年』をモチーフとした音楽です。

                                    (佐々木 大輔)

Special thanks to …

No.6  平成22年4月12日(月)

こんにちは。田口司法事務所です。
 
前回のブログでは、出会いと別れについて書きましたが、今回もそれに
まつわるお話を。
私事ですが、仙台に住んでいた時、懇意にしてくださった方が、この度
松山へ転勤されました。
その方の博識さには、いつも驚かされるばかりでしたが、
どのような話題でも人を惹きつけることができるのは、話し上手なことも
さることながら、本当にその話題に愛情をもっていることが、好感として
相手に伝わるからだと思います。
さらに、尊敬していることは、どんなときでも考え方が公平なこと。
自分と違う立場の意見をしっかり受け止めることができるということです。
なかなかできることではないと思います。
きっとそれは、本当の意味で強い人だからでしょう。
自分に自信がないと、自分を守ることに精一杯で、違う立場の意見に耳を
傾ける余裕はないものです。
私も見習わなければなりません。
そして、そのような姿勢こそが、他人の立場を思いやる本物のやさしさ
なのだと思います。
 
人との出会いによって学ぶことは、本当にたくさんあります。
私も、縁あって田口司法事務所に勤務することになってから、もうすぐ
1年になります。
所長を始めとして、親切なスタッフに優しく育ててもらっています。
指導してくれる人が身近にいることの幸せを感じる毎日です。
お世話になっている方たちに恩返しをするとともに、
よりいっそう依頼人の皆様のお力になれるようがんばります。
 
今朝の通勤のお供、
サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」。
大切な思い出です。

                                    (佐々木 大輔)

No.5  平成22年4月5日(月)

こんにちは。田口司法事務所です。
 
先週はあわただしく過ぎていきましたが、何とか予定していた案件を
申立てることができました。
さて、今週はどんな一週間になるのかなと思いながら、
エレファントカシマシ(日本のバンド)の曲「桜の花、舞い上がる道を」
が入ったiPodをポケットに、家を出ました。
 
ところで、桜の語源について、近年の民俗学の研究では、「さ」というのは
稲の神様を表し、「くら」は居る所を表す、との説があるそうです。
つまり桜には、「稲の神様が、田植えが始まるまで居る所」という意味が
あるというのです。
言われてみると、たしかに、稲の苗を「早苗」(なえ)、稲を植える頃に
降る雨を「五月雨」(みだれ)といいますね。
最近、温暖化の影響でしょうか、桜の開花時期も早くなってきました。
とすると、最近出番の早まった稲の神様は、田植えの時期までどのように
時を過ごしているのだろうかと、要らぬ心配もしてしまいます。
 
それでも、桜は、今も変わらず多くの喜びや出会いに彩りを添えます。
学校や会社などから「サクラサク」の合格通知を受け取り、
笑顔の未来へと歩むみなさん、おめでとうございます。
ちなみに、「サクラサク」の合格電報を最初に打ったのは、早稲田大学
だったそうです。
あ、これは奇遇!やはり「桜」と「稲」は縁があるんですね。
 
一方で、桜は、別れの涙も静かに見守ります。
しかし、つらい別れがあるからこそ、新しい出会いが喜びを一段と大きく
するのかもしれません。
 
出会いと別れの季節。
みなさんは、誰と、どこで桜を楽しむのでしょうか。

                                    (佐々木 大輔)

めり張り

No.4  平成22年3月29日(月)

こんにちは。田口司法事務所です。
 
今週は、申立て予定の訴訟案件(過払金返還請求等)が
10件ほどあります。副所長の指示の下、裁判担当の私も集中して
取り組まなければなりません。
依頼人の皆様のご要望にお応えしつつ、スピーディーな処理が
求められます。
一旦出来上がった訴状には、所長の最終チェックが入ります。
詰めが甘い訴状では、裁判に勝つことは出来ません。
ここで、当事務所ではいつもの光景ですが、再度(再々度?)の
“法律議論”が行われます。
所長による厳しいチェックを経て、訴状は、法律的にはもちろんのこと、
文章においても練り上げられたものとなるのです。
このように、訴状一通一通、二重三重のチェックを行って裁判に臨んで
います。
 
仕事は毎日が緊張の連続ですが、その分週末はリラックスした生活を
楽しみます。
私の楽しみのひとつは、朝、美味しいコーヒーを飲みながら、
音楽を聴くことです。
昨日は、シャイーという指揮者によるマーラーの交響曲第6番と第7番を
満喫しました。
朝からマーラーでリラックス?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
この演奏はとても明るく色彩も豊かで、聴いていて本当に楽しくなります。
そういえば、今年は作曲家マーラーの生誕150年記念の年。
さらに、他にもショパンやシューマンなど有名な作曲家のメモリアル・
イヤーでもあります。
折をみて、これらの話題にも触れることが出来たらと思っています。
 
しかし、いつまでも週末のリラックス・ムードに浸っているわけには
いきません。
ウイークデイには気合を入れるため、別ジャンルの音楽を聴きます
(結局、また音楽??)。
今朝の通勤のお供は、Gorillaz(イギリスのバンド)の『Plastic Beach』。
最近、はまっています!

                                    (佐々木 大輔)
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