忍者ブログ

司法書士 田口司法事務所 スタッフブログ

 

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

ブログ内検索

バーコード

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ハーフタイムショー

No.48  平成23年2月14日(月)
 
2月6日(日本時間7日)、アメリカンフットボールのチャンピオ
ン決定戦であるスーパーボウルが行われました。私は全くの素人で、
アメフトのルールもあまり分からないのですが、ハーフタイムショ
ーを目当てに毎年観てしまいます。豪華なミュージシャンが出演す
ることでも知られているハーフタイムショー、今年はBLACK EYED
PEAS(アメリカのグループ)がパフォーマンスを披露しました。
 
そんなハーフタイムショーについて、先日、SPINNERという海外
の音楽サイトが、「史上最高のハーフタイムショー」と題してトッ
プ10を選出していました。
「きっと1位はU2かマイケル・ジャクソンだろうな」と思いなが
ら結果を見ると、やはり1位は2002年のU2(ちなみに、マイ
ケルは2位)。
 
02年といえば、前年にN.Y.の9.11テロが起こり、アメリカ最大
のスポーツの祭典であるスーパーボウルもテロの標的になるのでは
ないかとの危惧から、開催が危ぶまれた年でもありました(そのよ
うな年のアクトがU2というのも凄いブッキングですが)。
内容はというと、彼らが代表曲の「WHERE THE STREETS HAVE
NO NAME(約束の地)」を演奏するその後ろで、テロ犠牲者全員
の名前を次々と映し出すスクリーンが、天へと昇るように上空へ伸
びていくという演出がされた、犠牲者追悼のステージでした。
「肌の色や国籍で判断されることがないような、ストリートに名前
が無くて、誰もが平等でいられる場所で再び会おう。我々ならでき
る」という力強いメッセージを振り絞るような歌声に乗せて、ヴォ
ーカルのボノがハート型のステージを疾走します。
途中、胸の前にハートマークを作ると、温かい声で「それを可能に
するのは愛なんだ」と訴えかけます。
そして曲のエンディング、世界中に中継しているTVカメラに向か
って、ボノが、着ていたジャケットをパッと開くと、なんとそこに
は縫い付けられた星条旗が!
スタジアムの熱狂は爆発。
テレビの前の私も、友人と一緒に思わず絶叫。
彼らのまっすぐな信念が、当時のアメリカ人にとってどれだけの希
望と力を与えたことでしょう。
 
後日、私は、ジャケットを広げた写真が表紙を飾った『TIME』誌
を買い、今でも大切に保管してあります。
 
 
今朝のお供、
The Beatlesの曲「ALL YOU NEED IS LOVE」。
今日はバレンタインデーですね。

                                    (佐々木 大輔)
PR

クリスマス

No.40  平成22年12月20日(月)
 
もうすぐクリスマスですね!
クリスマスソングとイルミネーションに彩られた街を歩いていると、
自然に気持ちが明るくなります。
 
子供の頃の我が家では、クリスマスの定番といえば、ツリーに飾り
つけをして、サンタさんにお手紙を書いて、クリスマスのレコード
を聴くことでした。レコードはクリスマスが近づくと毎日かかって
いました。そりに乗った可愛らしいサンタさんの絵が盤面に描かれ
ているレコードで、今でもその盤面を見ているだけで、サンタさん
を待ちわびた子供の頃の気持ちになります。
「ジングルベル」「赤鼻のトナカイ」「もろびとこぞりて」「もみ
の木」「ママがサンタにキスをした」・・・
今年も我が家で流れています。
 
ケーキも。私はあまり甘いものは食べないのですが、それでもお店
のショーケースに並ぶクリスマスケーキを見ていると、その美しさ
に思わず手が伸びてしまいます。職人さんのアイディアと心が輝く
芸術品のようで、食べてしまうのが勿体ないくらい。
 
大人になってからのクリスマスにはシャンパンがつきものになりま
したが、子供の頃はシャンメリーという炭酸飲料を飲んで、ちょっ
とだけ大人気分に浸っていたのも懐かしい思い出です。
 
 
クリスマスの予定はお決まりですか?みなさん、素敵な時間をお過
ごしください。
 
 
クリスマスに観たくなる映画、『ラブ・アクチュアリー』。
愛にはさまざまな形があるもの。ほろ苦かったり、笑えたり、涙が
出たり。
観終わった後には幸せな気持ちになりますよ。
 
                                    (佐々木 大輔)

ブラームスはお好き?

No.36  平成22年11月22日(月)
 
こんにちは。田口司法事務所です。
 
本日のブログタイトルは、サガンの小説から拝借しました。
「ブラームスはお好き?」と聞かれるまでもなく、私は大好きです!
特に冬の足音が近づくこの時期は、無性に聴きたくなります。
 
昨日はアマデウス四重奏団によるブラームスの弦楽四重奏曲を、レ
コードで聴くことにしました。
まずはレコードの盤面を丁寧に拭き、静電気を取り除いたら、心を
こめて静かに針を落とします(この表現、死語!?)。
CDどころか、親指一本でクリクリっと操作できるデジタルオーデ
ィオプレイヤーが全盛の現代において、レコードというのはなんと
も手間のかかる代物です。
しかし、レコードにしかない懐かしい味わいや音の温もりを感じる
ことができるのも事実。両親が集めていたものを含め、私は今でも
レコードを大切に保管しています。
 
アマデウス四重奏団の演奏は、4つの楽器によるものとは思われな
いほど重厚な響きを楽しめますが、それにしても、やっぱり渋い。
このような演奏には、深煎りのマンデリンコーヒーがよく合うので
はないでしょうか。
 
心もオーディオも温まったところで、次は交響曲第3番。
ラックの前に立ってどの演奏で聴こうかと悩み、ふと窓の外を見る
と、空は高く澄み切った青空。そこで取り出したのは、アバド指揮
ドレスデン国立管弦楽団のレコードです。颯爽としたテンポによる
演奏は、寒さで思わず丸くなりがちな背中もシャキッとさせてくれ
ます。
 
ちなみに、交響曲第3番の第3楽章は、小説『ブラームスはお好き』
を原作とした映画『さよならをもう一度』の中で使用され、一般に
も知られる曲となりました。
 
 
今朝のお供、
サカナクション(日本のバンド)の曲「アルクアラウンド」と、
RADWINPS(日本のバンド)の曲「有心論」をリピートで。
若くてユニークな才能に、いつまでも敏感でありたいものです。

                                    (佐々木 大輔)

CDが売れない!

No.32  平成22年10月25日(月)

 
こんにちは。田口司法事務所です。
 
突然ですが、皆さんは1ヵ月にCDをどのくらい購入しますか?
 
去る8月22日、HMV渋谷が閉店しました。
HMV渋谷は、全世界CDチェーン店であるHMVの日本第1号店と
して、1990年に開店しました。
90年代には、小沢健二、ピチカートファイヴなどのミュージシャ
ンたちがこの渋谷店により紹介され、“渋谷系”と呼ばれる音楽が人
気を博したことを懐かしく思い出される方も多いのではないでしょ
うか(特に私と同世代)。
 
閉店の原因には、最近のCD不況があると言われています。
CD全体の売上額が10年前の半分以下に落ち込んでいるとのこと。
代わりに、ネット上で音源だけを購入(ダウンロード)し、iPodな
どのデジタルオーディオプレイヤーで音楽を聴くのが主流なのです。
 
かくいう私もiPodを愛用していますが、実は音楽をダウンロード
したことはなく、専ら手持ちのCDなどを取り込んで外出先へ“持
ち運ぶ”道具として使用しています。
ポケットにCD500枚分の音楽を入れて歩けるのですから、たし
かに素晴らしい発明です。
しかし私は、音楽をデータとしてではなく、形として手元に置いて
おきたいという気持ちが強く、ジャケットを眺めながら、あるいは
歌詞や解説を読みながら音楽を聴くのが好きなのです。
ダウンロード派からは、「CDの保管場所も必要ないし、ジャケット
もダウンロードできるから問題はない」との反論が聞こえてきそう
ですが。
 
さらに最近、レコードで音楽を聴くことも多くなってきた私などは、
完全に時代に逆行している人間なのでしょう。
 
時代遅れと言われても、私は仕事帰りにCDショップを覗き、仙台
でお世話になったレコード店のホームページで掘り出し物が入荷し
ていないかチェックするのです。
 
 
今朝のお供、
ビリー・ジョエルの『ニューヨーク52番街』。
1982年、世界で初めてCDとして発売されたアルバムです。
 
                                    (佐々木 大輔)

一流であり続けること

No.26  平成22年9月13日(月)
 
こんにちは。田口司法事務所です。
 
週末、食道癌を克服した小澤征爾の特集番組をテレビで観ました。
今月のサイトウ・キネン・フェスティバルで復帰コンサートを行う
予定でしたが、残念ながら今度は持病の腰痛が悪化してしまい、
結局コンサートは代役を立て、自身は冒頭7分間チャイコフスキー
の『弦楽セレナード』を指揮するだけの復帰になってしまいました。
 
その演奏、小澤自身の無念さが伝わると同時に、7分間にかける情
熱の凄まじさが、室内楽的な精緻さを保ちながらも圧倒的なうねり
となって放射されていたように私は聴きました。
 
小澤征爾といえば、誰もが知る世界を代表する指揮者です。
ウィーン国立歌劇場の音楽監督のポストをはじめ、ベルリン・フィル、
ボストン交響楽団など世界一流のオーケストラを指揮してきました。
ウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートを指揮したことを
ご記憶の方も多いでしょう。
しかし、その地位にいたるまでには、想像を絶する努力がありまし
た。
ある本によると、小澤は世界中を飛び回る激務の日々を送りながら
も、毎朝5時に起床し、机に向かって楽譜を読む。「勉強しなけれ
ば、指揮者を辞めなければならない」という指揮者人生を賭けた孤
独な戦いを、75歳を迎えた今でも続けているのだそうです。
もちろん才能がものをいう世界でしょうが、それを支える「持続す
る力」に、私は敬服します。
 
一方、それだけ自分に厳しい人でありながら、気さくで人懐っこい
人柄は、「本当に世界のオザワ?」と思わず目を疑うくらい。
カラヤン、バーンスタインという20世紀を代表する(しかもライ
バル関係にある)大指揮者両者の弟子であったことも、彼の人間性
あってこその奇跡かな、と思います。
 
最後に。小澤征爾の演奏で好きなものと聞かれて私が真っ先に思
いつくのは、サイトウ・キネン・オーケストラを指揮したブラーム
スの交響曲第1番です。
万年青年のような小澤らしい、若々しい情熱と瑞々しい感性にあふ
れた演奏だと思います。
 
                                    (佐々木 大輔)
Copyright©No Name Ninja, All Right Reserved.
Powered by : Ninja Blog
Template-Design : ガスボンベ