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ブラームスはお好き?
No.36 平成22年11月22日(月)
こんにちは。田口司法事務所です。
本日のブログタイトルは、サガンの小説から拝借しました。
「ブラームスはお好き?」と聞かれるまでもなく、私は大好きです!
特に冬の足音が近づくこの時期は、無性に聴きたくなります。
昨日はアマデウス四重奏団によるブラームスの弦楽四重奏曲を、レ
コードで聴くことにしました。
まずはレコードの盤面を丁寧に拭き、静電気を取り除いたら、心を
こめて静かに針を落とします(この表現、死語!?)。
CDどころか、親指一本でクリクリっと操作できるデジタルオーデ
ィオプレイヤーが全盛の現代において、レコードというのはなんと
も手間のかかる代物です。
しかし、レコードにしかない懐かしい味わいや音の温もりを感じる
ことができるのも事実。両親が集めていたものを含め、私は今でも
レコードを大切に保管しています。
アマデウス四重奏団の演奏は、4つの楽器によるものとは思われな
いほど重厚な響きを楽しめますが、それにしても、やっぱり渋い。
このような演奏には、深煎りのマンデリンコーヒーがよく合うので
はないでしょうか。
心もオーディオも温まったところで、次は交響曲第3番。
ラックの前に立ってどの演奏で聴こうかと悩み、ふと窓の外を見る
と、空は高く澄み切った青空。そこで取り出したのは、アバド指揮
ドレスデン国立管弦楽団のレコードです。颯爽としたテンポによる
演奏は、寒さで思わず丸くなりがちな背中もシャキッとさせてくれ
ます。
ちなみに、交響曲第3番の第3楽章は、小説『ブラームスはお好き』
を原作とした映画『さよならをもう一度』の中で使用され、一般に
も知られる曲となりました。
今朝のお供、
サカナクション(日本のバンド)の曲「アルクアラウンド」と、
RADWINPS(日本のバンド)の曲「有心論」をリピートで。
若くてユニークな才能に、いつまでも敏感でありたいものです。
(佐々木 大輔)
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