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司法書士 田口司法事務所 スタッフブログ

 

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イチロー

No.28  平成22年9月27日(月)
 
こんにちは。田口司法事務所です。
 
マリナーズのイチロー選手が、大リーグで10年連続200本安打
を記録しました!
大リーグに移籍した1年目の2001年から途切らすことなく刻み
続けた記録です。
途中、2004年には、年間262安打の大リーグ記録も打ち立て
ました。
「千里の道も一歩から」と言いますが、まさに1本1本の安打を地
道に積み重ねた結果の記録です。
そんなイチロー選手に対し、内野安打が多いことを「幸運」と批判
する向きもあるようですが、私はそうは考えません。
イチロー選手は、内野安打を「狙って」打てる稀有な打者です。
また内野安打は、たとえ狙い通りの当たりではなかったとしても、
「絶対に出塁する」という強い意志と全力疾走によってもぎ取った、
クリーンヒットと同価値の、もしかしたらそれ以上に価値のある1
本の安打であると思います。
さらに、イチロー選手は、ベテランといわれる年齢に至ってなお、
故障のほとんどない選手でもあります。
このように、ひとつひとつのプレーを大切にする姿勢や自己管理を
徹底する厳しさは、本来どの世界にも共通して求められるものでし
ょう。私も仕事に臨むうえで心に留め、気を引き締めてまいります。
 
私はリトルリーグ時代、東北大会でイチロー選手と同じライトを守
りました。
ライトというと、守備位置としては最も地味な印象があり、「どこを
守っていたの?」と聞かれて「ライト」と答えるのに若干の躊躇が
あったことも事実です。
しかし、イチロー選手の活躍によって、ライトという守備位置に光
が当たるようになり、今ではライトを守っていたことが誇りでもあ
ります(単純ですみません)。
 
当ブログ、3週続けての「一流」シリーズになりました。
振り返ってみると、共通しているのは「持続力」のようです。
彼らにも体調の優れない日、気分の乗らない日、いわゆるスランプ
に悩む時があったでしょう。それでも日々、自分のすべきことを変
わらず続ける精神力。
「天才」といわれる彼らですが、その実「努力を続ける」天才なの
かもしれません。
 
 
今朝のお供、
マイケル・ジャクソンの『Thriller』。

                                    (佐々木 大輔)
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大横綱

No.27  平成22年9月21日(火) 

こんにちは。田口司法事務所です。 


横綱白鵬が、千代の富士(現九重親方)の持つ53連勝の記録を抜
き、双葉山に次ぐ昭和以降史上2位の連勝記録を作りました(20
日時点で56連勝中)。
22年の歳月を経て生まれた素晴らしい記録です。
 
私は幼い頃からよく相撲中継をテレビで観ており、横綱といえば真
っ先に思い浮かぶのは千代の富士です。大ファンでした。
端整な顔立ちに、小さいながらも筋骨隆々の鍛え上げられた肉体。
土俵入りの美しさも子供ながらにかっこいいと思っていました。
千代の富士の連勝が53でストップした大乃国(現芝田山親方。ス
イーツ親方としても有名ですね)との一番もよく憶えています。奇
しくもあの千秋楽の一番が、昭和最後の一番となってしまいました。
 
千代の富士と当時18歳だった貴花田(現貴乃花親方)との一番も
忘れられない一番です。
平成3年5月場所の初日。貴花田に敗れた千代の富士は引退を決意、
その2日後、「体力の限界」という言葉とともに、潔く土俵を去った
のでした。
 
その後、相撲界は若貴フィーバーに沸き、ご存知のとおり貴花田は
平成の大横綱貴乃花として歴史に名を刻みました。
当時私は中学生でしたが、相撲人気は凄いもので、修学旅行の最中
でさえ、クラスの女子までもが相撲の勝敗を気にしていたほどだっ
たんですよ!
 
白鵬は、横綱になる前から、貴乃花のような泰然とした佇まいがあ
ったように思います。
横綱として君臨する現在は、泰然さに凛とした品格も加わり、また
「日本人よりも日本人らしい」と評されるほどの日本的美徳を備え
ているように見受けられます。
 
千代の富士ファンとしては、白鵬の連勝記録更新には一抹の寂しさ
も感じますが、白鵬のような力士によってこそ新しい記録は生み出
されるべきなのでしょう。
さらなる高みへと向かう白鵬に、相撲ファンとしてばかりではなく、
一個人としても期待しています。
 
 
今朝のお供、
U2(アイルランドのバンド)の『NO LINE ON THE HORIZON』。
地平線の向こうにはどんな世界が広がっているのでしょうか。
 
                                    (佐々木 大輔)

一流であり続けること

No.26  平成22年9月13日(月)
 
こんにちは。田口司法事務所です。
 
週末、食道癌を克服した小澤征爾の特集番組をテレビで観ました。
今月のサイトウ・キネン・フェスティバルで復帰コンサートを行う
予定でしたが、残念ながら今度は持病の腰痛が悪化してしまい、
結局コンサートは代役を立て、自身は冒頭7分間チャイコフスキー
の『弦楽セレナード』を指揮するだけの復帰になってしまいました。
 
その演奏、小澤自身の無念さが伝わると同時に、7分間にかける情
熱の凄まじさが、室内楽的な精緻さを保ちながらも圧倒的なうねり
となって放射されていたように私は聴きました。
 
小澤征爾といえば、誰もが知る世界を代表する指揮者です。
ウィーン国立歌劇場の音楽監督のポストをはじめ、ベルリン・フィル、
ボストン交響楽団など世界一流のオーケストラを指揮してきました。
ウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートを指揮したことを
ご記憶の方も多いでしょう。
しかし、その地位にいたるまでには、想像を絶する努力がありまし
た。
ある本によると、小澤は世界中を飛び回る激務の日々を送りながら
も、毎朝5時に起床し、机に向かって楽譜を読む。「勉強しなけれ
ば、指揮者を辞めなければならない」という指揮者人生を賭けた孤
独な戦いを、75歳を迎えた今でも続けているのだそうです。
もちろん才能がものをいう世界でしょうが、それを支える「持続す
る力」に、私は敬服します。
 
一方、それだけ自分に厳しい人でありながら、気さくで人懐っこい
人柄は、「本当に世界のオザワ?」と思わず目を疑うくらい。
カラヤン、バーンスタインという20世紀を代表する(しかもライ
バル関係にある)大指揮者両者の弟子であったことも、彼の人間性
あってこその奇跡かな、と思います。
 
最後に。小澤征爾の演奏で好きなものと聞かれて私が真っ先に思
いつくのは、サイトウ・キネン・オーケストラを指揮したブラーム
スの交響曲第1番です。
万年青年のような小澤らしい、若々しい情熱と瑞々しい感性にあふ
れた演奏だと思います。
 
                                    (佐々木 大輔)

『悪人』

No.25  平成22年9月6日(月)
 
こんにちは。田口司法事務所です。
 
私の好きな作家のひとりである吉田修一の代表作『悪人』が映画
化され、いよいよ公開が迫ってきました。
いつも観よう観ようと思っているうちに映画の公開が終わってしま
い、後からDVDで観ることになってしまう私。今回こそは映画館で
観ようと思っています(これもいつものことですが…)。
 
『悪人』の映画化について、正直に言うと、配役を聞いたときには
あまりピンときませんでした。原作のイメージが自分の中に出来
上がっていて、それを誰か既知の人物と重ねることが難しかった
からなのかもしれません。それほどまでにこの『悪人』という小説
は、しっかりと「人間」が描かれています。
吉田修一という作家は、さりげない筆致で、まるで鋭いメスのよう
にすっと人間の本質に切り込んでいきます。
例えば、桐野夏生がえぐるようにして本質を暴くのとは対照的な
印象を受けます。
しかし、この『悪人』は、重い。
しっかりと念を押すように、人間の思いや欲望を刻みます。
 
また、吉田修一は様々なスタイルで書き分けることのできる器用
な作家です。
『悪人』とは正反対の軽妙なタッチで書かれた『パレード』という小
説があり、これも私の大好きな作品です。
『パレード』の方が、先に挙げた彼の特徴がよりよく表れているか
もしれません。
 
もうひとつ。彼の芥川賞受賞作『パークライフ』には、秋田の角館
がほんの少しだけ出てきます。興味のある方はこちらもいかがで
しょうか。
 
 
今朝のお供、
Blur(イギリスのバンド)の『Parklife』。

                                    (佐々木 大輔)

日本一の花火

No.24  平成22年8月30日(月)
 
こんにちは。田口司法事務所です。
 
「大曲の花火」、皆さんご覧になりましたか?
私は残念ながら今年は現地に行くことができず、
ビール片手にテレビの前で楽しみました。
桟敷席で観る迫力には及びませんでしたが、
ハイヴィジョン映像からも十分に美しさが伝わってきました。
そして、映像からも分かる人、人、人!80万人の人出だったとか。
それにしても暑い一日でしたね。
私も以前、稀に見る暑さの日に桟敷席で観たことがあり、
その年のことを思い出しました。
 
明治43年に始まった大曲の花火は今年で100周年。
全国の花火師が腕を競い合う花火大会であることから、毎年真剣勝
負の素晴らしい花火が観られますが、今年は特に気合が入っていた
ように感じられました。
加えて今年は、大会提供花火の他、競技終了後には明治時代から
現代の花火までを織り込んだ100周年記念の特別花火も。
締めは秋田県民歌にのせて打ち上げられる恒例の10号割物30連
発。県民歌を聴きながら、ゆったりと打ち上げられる花火を観ると、
「ああ、秋田の夏もこれで本当に終わりだな」とちょっぴり寂しい気持
ちにもなります。
最後に行われる花火師と観客のエール交換は、過ぎゆく夏を惜しむ
かのようでもあります。
とはいえ、今年の夏はまだまだ終わりそうにありませんが…
 
私の祖父母は大曲に住んでいるため、小さい頃は祖父母の家の二階
から花火を観ることができました。
そのため大曲の花火には思い入れが強く、全国に有名な花火大会は
数多くあっても、「大曲が一番!」と思っています。
私が住んでいた新潟、仙台にも大きな花火大会がありますが、一緒に
行った友人達には申し訳なくも心の中では「大曲の花火はもっと凄い
ぞ」と思っていたのでした。
 
 
花火の余韻に浸りながら。
ヘンデル作曲の組曲『水上の音楽』『王宮の花火の音楽』を、ピノック
指揮イングリッシュ・コンサートの演奏で。
 
                                    (佐々木 大輔)
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