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たまにはゆったりと
No.67 平成23年9月5日(月)
台風が接近中ということで、この週末は出かけるのを取り止め、
代わりに、「積ん読」ならぬ「積ん聴」状態になっていたCDを聴い
て過ごすことにしました。
最初に聴いたのは、最近気になるピアニストのひとり、ユジャ・ワ
ンの演奏でストラヴィンスキー作曲『ペトルーシュカ』他が収録さ
れたCDです。『ペトルーシュカ』はおそらく技術的に最高難度を誇
る曲と思いますが、彼女の余裕ある演奏からは、この曲の技術的な
難しさを一切感じません。躍動感があり、人形たちが楽しそうにく
るくる踊っている様子が伝わってきます。
次に、やはりお気に入りのピアニストであるアンスネスの演奏でラ
フマニノフ作曲ピアノ協奏曲第3番と第4番。派手な仕掛けは全く
ない正統派の演奏で、バックを務めるパッパーノ指揮ロンドン・フ
ィルの演奏共々充実のひとこと。
新潟に住んでいた頃、アンスネスという名前すら知らずに彼の演奏
会へ行った時のことを思い出します。その時の感動が未だに私の中
に残っていて、彼のCDを聴くたびによみがえります。
続いて、以前テレビでN響との共演を観てから気になっていたチェ
リスト、ミュラー=ショットによるドビュッシー作曲チェロ・ソナ
タ他を。なめらかで飾らないチェロの音は、まさに私の好みにぴっ
たり!個性を売りにしているタイプではないようで、聴き終えた後
も「お腹いっぱい」となるわけではなく、思わず「おかわり」をし
たくなるような演奏でした。
最後は、バティアシヴィリのヴァイオリンでショスタコーヴィチ作
曲ヴァイオリン協奏曲第1番。たっぷりとした美音で集中力高く弾
き切る姿には、「襟を正して聴かなくては」と思わされてしまいます。
たまにはゆったりとした気分で、日ごろの疲れをとるのも良いこと
ですね。
今朝のお供、
JAY-Z&カニエ・ウエスト(アメリカのミュージシャン)の
『Watch The Throne』。
私はあまりヒップホップ音楽を聴かないのですが、このふたりがコ
ラボレーションするとなれば話は別です。
金ピカのCDジャケットに負けない豪華なゲストをフィーチャーし
て、破壊力抜群の音楽がスピーカーから飛び出してきます。
(佐々木 大輔)
台風が接近中ということで、この週末は出かけるのを取り止め、
代わりに、「積ん読」ならぬ「積ん聴」状態になっていたCDを聴い
て過ごすことにしました。
最初に聴いたのは、最近気になるピアニストのひとり、ユジャ・ワ
ンの演奏でストラヴィンスキー作曲『ペトルーシュカ』他が収録さ
れたCDです。『ペトルーシュカ』はおそらく技術的に最高難度を誇
る曲と思いますが、彼女の余裕ある演奏からは、この曲の技術的な
難しさを一切感じません。躍動感があり、人形たちが楽しそうにく
るくる踊っている様子が伝わってきます。
次に、やはりお気に入りのピアニストであるアンスネスの演奏でラ
フマニノフ作曲ピアノ協奏曲第3番と第4番。派手な仕掛けは全く
ない正統派の演奏で、バックを務めるパッパーノ指揮ロンドン・フ
ィルの演奏共々充実のひとこと。
新潟に住んでいた頃、アンスネスという名前すら知らずに彼の演奏
会へ行った時のことを思い出します。その時の感動が未だに私の中
に残っていて、彼のCDを聴くたびによみがえります。
続いて、以前テレビでN響との共演を観てから気になっていたチェ
リスト、ミュラー=ショットによるドビュッシー作曲チェロ・ソナ
タ他を。なめらかで飾らないチェロの音は、まさに私の好みにぴっ
たり!個性を売りにしているタイプではないようで、聴き終えた後
も「お腹いっぱい」となるわけではなく、思わず「おかわり」をし
たくなるような演奏でした。
最後は、バティアシヴィリのヴァイオリンでショスタコーヴィチ作
曲ヴァイオリン協奏曲第1番。たっぷりとした美音で集中力高く弾
き切る姿には、「襟を正して聴かなくては」と思わされてしまいます。
たまにはゆったりとした気分で、日ごろの疲れをとるのも良いこと
ですね。
今朝のお供、
JAY-Z&カニエ・ウエスト(アメリカのミュージシャン)の
『Watch The Throne』。
私はあまりヒップホップ音楽を聴かないのですが、このふたりがコ
ラボレーションするとなれば話は別です。
金ピカのCDジャケットに負けない豪華なゲストをフィーチャーし
て、破壊力抜群の音楽がスピーカーから飛び出してきます。
(佐々木 大輔)
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