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司法書士 田口司法事務所 スタッフブログ

 

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『アンタッチャブル』

No.151  平成28年7月19日(火)

 

先日、急に観たくなってDVDラックをゴソゴソ探り、取り出した

映画『アンタッチャブル』。シカゴを牛耳っていたアル・カポネの
捕劇という実話をモチーフとした映画です。

 

―舞台は1930年代。禁酒法時代のシカゴにおいて、地元警察や

裁判所をも買収し、密造酒やカナダからの密輸により莫大な利益を

上げ、幅を利かせるギャングたち。中でも特に強大な権力を持って

いたアル・カポネを挙げるべく、特別捜査官として派遣された財務

省のエリオット・ネスは、初老の警官ジム・マローンら信頼できる

協力者を得てチーム「アンタッチャブル」を結成し、カポネ一派へ

切り込んでいく―

 

カポネを演じるのはロバート・デ・ニーロ。役作りのため髪の毛を

抜き体重を増やして臨む徹底ぶり(デ・ニーロにとってはいつもの

ことですが。)で、マローンを演じるショーン・コネリーとともに、

主役を食わんばかりの存在感です。

正義感あふれるネスを演じるのはケヴィン・コスナー。実際のネス

も甘いマスクだったようで、コスナーの起用は見事にはまったとい

うべきでしょうか。コスナーはこの映画での成功を機に、ハリウッ

ドスターの仲間入りをします。

また、ジョルジオ・アルマーニが担当した衣装もスタイリッシュで

素敵です。

監督を務めたデ・パルマの作品は、その暴力的な内容が批判の対象

となることも多いようで、たしかにこの映画にも暴力的なシーンが

含まれていますが、勧善懲悪の安心感が刺激を中和します。

 

ところで、冒頭「実話をモチーフとした」と書きましたが、どうや

ら映画は史実と異なる部分も多いらしく、映画は映画としてフィク

ションのエンターテインメント作品として純粋に楽しむ方が良いで

しょう。これだけの完成度を前に“間違い探し”は野暮というもの

です。

 

数々の名シーンの中で、エンターテインメントとして最も印象に残

るシーンとなると、やはりユニオン駅での“階段落ち”に止めを刺

します。

緊迫した銃撃戦の中、階段を落ちる乳母車。スローモーションや目

線アングルを多用したいわゆるデ・パルマカットによる演出により、

手に汗握る10分間を堪能することができます。

 

 

今朝のお供、

桑田佳祐の曲「ヨシ子さん」。

本人曰く平成のロバート・ジョンソン(アメリカのブルース・ミュ

ージシャン)。そうかどうかはともかく、これだけのカオスをポッ
ミュージックとして成立させる職人技の凄さ!
一方、カップリング
曲には万人受けする王道ポップスを置いてバラ
ンスをとる経営能力。

方法論は、同じく“売れ線”の佳曲をカップリングに回した14年

前のシングル曲「東京」を思い出させます。

                       (佐々木 大輔)
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