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年末を迎えて
No.156 平成28年12月26日(月)
年末を迎え気持ちもそわそわしておりますが、心を落ち着かせるた
めにも、高校時代から毎年楽しみにしているバイロイト音楽祭の録
音をFM放送で聴きながら(NHK-FMでは、毎年、今夏行われ
たバイロイト音楽祭の模様を年末に放送してくれます)、今年一年
を振り返っています。
さて、クリスマスは皆さんいかがお過ごしでしたか。
私はクリスマスにぴったりの映画『ラブ・アクチュアリー』を観ま
した。何度目の鑑賞か分からないほど繰り返し観ている映画で、今
さら紹介するのも・・・という感じですが。
映画の冒頭に流れるナレーション。
―人は言う。
現代は憎しみと欲だけだと。
実際そうだろうか。
・・・
9月11日の犠牲者がかけた最後の電話も憎しみや復讐ではなく愛
のメッセージだった。
見回すと実際のところ、この世は愛が満ち溢れている―
映画は複数の愛の物語が並行して進行します。
愛の形はさまざま。親子、夫婦、友人、もちろん恋人。道ならぬ恋
もあります。特に斬新な愛の形が提示されるわけでもなく、むしろ
定番とも言える9つのストーリーで構成されています。
それぞれの愛は甘いばかりではなく、苦く、切なく、悲しい。それ
も当たり前のこと。
でも、これらのありふれたエピソードの数々こそが、「愛はいたる
ところにある(Love actually is all around)」ことの証左なんでし
ょう。
今年一年、周りの皆さんから頂いたたくさんの愛に感謝し、恩返し
ができるよう準備万端に整え、新しい年を迎える所存です。
今朝のお供、
サザンオールスターズの曲「心を込めて花束を」。
(佐々木 大輔)