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司法書士 田口司法事務所 スタッフブログ

 

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熱帯夜

No.85  平成24年9月3日(月)
 
毎日暑いですね。秋田の週末は連日35度を超える暑さ。9月だと
いうのに、いったいいつまでこの暑さは続くのでしょうか?
 
寝苦しくなかなか寝付けなかったため、睡魔を待つ間、先日直木賞
を受賞した辻村深月の『鍵のない夢を見る』を手にしました。
以前、彼女のデビュー作『冷たい校舎の時は止まる』を読んだこと
があったので、彼女の小説を読むのはこれが2冊目です。
『冷たい校舎』は、受験を目前に控えた高校を舞台としたミステリ。
作者が高校時代から書き始め、大学時代を通して書き上げたという
力作で、登場人物が執筆当時の作者と同世代ということもあり、思
春期の友情や悩みを上手くすくいあげた小説だった記憶があります。
一方、今回読んだ『鍵のない夢を見る』は、心情の機微の描き方が
さらに深く巧みになり、すっきりとした文体はそのままに、(素人の
私がいうのもおこがましいのですが)はっきりと作者の成長を感じ
とれる作品でした。
 
彼女のプロフィールを調べてみたところ、ペンネームである「辻村」
の「辻」は、彼女が大ファンであったミステリ作家の綾辻行人から
とられたとのこと。私も綾辻行人の大ファンですので、これは注目
しないわけにいきません。
 
結局、睡魔が訪れる前に読み終えてしまい、再び寝苦しい夜を過ご
したのでした。
 
 
今朝のお供、
Maroon 5(アメリカのバンド)の『Overexposed』。
10年前のデビューアルバムが日本でも大ヒットしたバンドの新作。
ブリティッシュ・ロック漬けの1か月でしたので、久しぶりのアメ
リカン・ロック。

                      (佐々木 大輔)
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